大井川港発!駿河湾桜えび・しらす

お問い合せ

桜えびって?

駿河湾の誇る水揚げ量

桜えびは、世界的にも希少な生物として知られ、国内では、ここ、静岡県の駿河湾だけで水揚げされています。

駿河湾のイラスト

何本もの河川から清流が流れ込む駿河湾の独特な構造が桜えびの生育に最も適していたのです。宇治川、大井川、安倍川の淡水が混入する河口付近に群れます。昼間は水深200mほどにいますが、夜には水深20-50mぐらいまで浮上します。

ほんのり桜色、きれいに透きとおったからだ、長い触覚をゆっくり動かし、海を泳ぐ桜えび。桜えびが泳ぐ様子は、ちょうど舞台で踊るバレリーナのように優雅、からだの長さは僅かに4~5センチ、表面に155箇所の発光体をもち、頭から尾に向かって緑黄色に順々に光ります。

知られざる生態

桜えび写真

桜えびは学術的にも貴重な海中生物で、一年一代、つまり雌は夏に150メートルくらいの海中に1,500~2,000粒くらいの卵を産みます。
1月頃には4センチくらいに成長し、その夏に卵を産み、一生を終えます。

たった1年で一生を終えるのでいろいろな意味で便利、今までにも今も国内にとどまらず諸外国の学者が研究対象として桜えびの生態や育成の過程を研究しています。

桜えび漁のはじまり

駿河湾に小さな美しい桜色をした神秘的なえびがいることは、江戸時代から漁民の間で知られていました。  
明治27年(1894年)12月のこと、いつものように鯵の夜曳漁(よびきりょう)に出掛けた今宿(静岡県由比町)の望月平七と渡辺忠兵衛は、富士川尻沖の漁場に着いてから、網を浮かせておく浮樽(カンタ)を積み忘れたことに気づきました。しかたなくカンタ無しで網をおろしたところ、なんと網に一石以上もの桜えびが入ったのです。これを機に桜えび漁は一気に盛んになり、駿河湾の特産品として全国にその名を知られるようになりました。

桜えび漁の様子写真

豊富な栄養

桜えびには貴重な栄養素が数多く含まれています。しかも殻から頭まで、栄養素をまるごと食べられる理想的な食品です。日本人に不足しがちなカルシウムや、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛などの重要な栄養分を豊富に含むほか、コレステロール値を下げるEPA・DHA、タウリンなども効率よく摂取できます。

素干し桜えび 無機質含有量(単位mg/100g)
カルシウム 1,840
マグネシウム 309
2.1
亜鉛 4.3
2.1

至極の味わい

料理はまず目で味わいます。見た目の美しさを尊ぶ日本の食文化にあって、桜えびこそ出色の存在に違いありません。なにしろ海から揚がったままで、この色です。透き通った小さな体からしっとりと発光する艶やかなピンク、その名の通り桜色。薄手の白磁にはもちろんのこと、素朴な信楽や備前の小鉢にも、漆黒の漆椀の中にあっても、その色香は凛としてますます冴えわたります。

幸運にも生の桜えびが手に入ったなら、冷水のボウルに取り、割り箸でかき回し、あらかたヒゲを絡め取ったら、水気を切って小鉢に盛ります。レモン汁か醤油を好みで2?3滴。待ちかねたりと口に放り込めば、身がプチンと弾け、汐の香りとともに芳醇な甘さが口中いっぱいに広がります。

一般にカニ・エビの旨味は、殻や頭に凝縮されており通常は出汁やスープで取り出すしかないのですが、桜えびだけが丸ごとそれを味わえるのです。
えび好きの日本人といえども、この至福の瞬間を知る人がどれだけいらっしゃるでしょう。

日本中どこへでも

日没から深夜にかけて漁をする桜えびの場合、生桜えびの美味を知るのは産地の漁師やその周辺のごくわずかな人々に限られていました。それが今では、冷凍冷蔵技術と輸送手段の進歩によって、遠隔地にいても至福の瞬間を味わっていただけるようになりました。

ページ先頭へ